夜更かしは、自律神経失調のもと

jinchouge

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鍼灸師、自己肯定感アップカウンセラー、ダイエットインストラクター、マタニティーフードアドバイザー

豪雪地帯の田舎で鍼灸院を経営しています。

みんなが自分を大事にして、楽しい人生を送ってほしいというのが、一番の願いです。
そのためのヒントが見つかりますように。

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夜更かしが当たり前になっていませんか?

夜、なかなか眠れない?

 

 

毎日、何時に寝ていますか?

23時?0時?1時?

そんな日々が続くと、自律神経は乱れてきます。

自律神経が乱れると、ホルモンの分泌も乱れてきます。

 

「夜の10時から夜中の2時までが睡眠のゴールデンタイム」みたいなことを聞いたことがありませんか?

その時間帯に寝ていることで、成長ホルモンがたくさん分泌され、細胞の修復などが行われます。

 

最近では、『何時に寝ても、寝てから約3時間熟睡(ノンレム睡眠90分×2)できれば成長ホルモンは分泌されるので、そこで熟睡できるかどうかが大事』と言われることもありますが、東洋医学的に見ると、やはり陰が極まる夜中の0時には熟睡していてほしいです。

 

陰が極まるというのは、完全な『静』の時間。

自律神経もお休みモードであるはずの時間。

その時間に活動するというのは、夜行性ではない人間にとっては、自然のリズムに逆らっていることになります。

文明の発達により電気が開発され、夜中でも明るく活動ができるというのは、便利ではありますが、人間はそれには向いていません。

文明や医療が発達しても、人間の体は夜に活動していいようには発達しておらず、適応もしません。ただ、色々なものがどんどん狂っていくだけです。朝に太陽の光を浴び、日中の明るい時間に活動しなければ、健康ではいられなくなる体なのです。

 

そして夜更かしは、人を太りやすい体にします。

食欲抑制ホルモンの分泌が減り、逆に食欲増進ホルモンの分泌が盛んになります。

様々なホルモン分泌を乱れさせ、肥満やその他の生活習慣病やうつ病などのリスクを高めます。

もちろん、妊娠に必要なホルモンの分泌も乱れ、無排卵や無月経につながることもあります。

 

若いうちは成長ホルモンの分泌は盛んですが、加齢とともに減少していきます。

20歳ごろにピークを迎え、40歳ではその半分、60歳ではさらにその半分(20歳の1/4)にまで減ります。

成長ホルモンは活力・健康感や認知力・記憶の保持にも必要です。日中の活動を増やして質の良い睡眠を取ることや、タンパク質などのアミノ酸の摂取、空腹を感じてから食事をすることなどによって増やすことができます。

認知症の予防のためにも、歳をとるほどに積極的に日中の活動をした方が良いです。(認知症の予防には水も大事→水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない

 

自律神経失調症は病気ではありません。

病気ではないけれど不調がある、不定愁訴の集まりみたいなものです。

ですから、まだ病気ではないこの段階で、生活習慣を立て直しましょう。

 

とはいえ、人は急に早くは寝れません。

赤ちゃんが卒乳すると「早起き早寝の習慣をつけましょう」と言われます。

まずは、早起きをすることから始めるのが良いです。

最初は日中に眠気を感じることがあるかもしれませんから、そういった時は午後3時までに15~30分程度、横にならずに椅子などに座って仮眠をとると良いでしょう。

あとは、日中の運動不足も睡眠の質を下げますので、早起きをして日中は活動的に過ごしましょう。

千里の道も一歩からです。

 

 

 

参考文献:栄養療法にすぐ活かせるイラストホルモン入門 川﨑英二著

 

 

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